~「百歩手前」で、あなたを支えたい~ 

「専門看護師さんが、なぜ診療所に?」
「大きな病院のほうが、バリバリ働けるんじゃない?」

時折、患者さんからそんな風に尋ねられることがあります。中には「夜勤がなくて楽だからでしょう?」なんて冗談を言われることも。でも、私がこの地域の診療所にいる理由は、皆様の想像とは少し、いえ、かなり違うかもしれません。

かつて私は、集中治療室(ICU)の看護師でした。そこは、心筋梗塞や脳梗塞、心不全。急激に悪化した病気で運ばれてきた方々が、何台もの医療機器に繋がれ、命の瀬戸際で戦う場所です。懸命に治療を受ける患者さん、そして不安に震えるご家族。その姿を毎日のように見守る中で、私はある想いを抱くようになりました。

「病気がここまで悪くなる一歩手前で……。
いいえ、十歩、百歩、もっともっと手前の段階で、何かできることはなかったのだろうか?」

病気が生活を飲み込んでしまう前に、患者さん自身やご家族が「自分たちらしく生きるためにできること」を一緒に見つける。その継続的なサポートこそが、実は命を救うことと同じくらい大切なのではないか。そう気づいたのです。

その答えが、今の私の専門である「慢性疾患看護」であり、皆様に最も近い場所である「診療所」というフィールドでした。

「悪くなってから治す」のではなく、「悪くさせないためのパートナー」として。
病気が悪化する「百歩手前」から、一緒に考える存在になること。それが、私がこの場所で慢性疾患看護専門看護師として活動する、たった一つの、そして最大の理由です。

慢性疾患看護専門看護師 山尾美希

慢性疾患看護専門看護師
(認定取得:2011年)
サブスペシャリティ:糖尿病看護・プライマリケア看護

■特定行為研修終了(2023年)
・栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連
・感染に係る薬剤投与関連
・血糖値コントロールに係る薬剤投与関連

■呼吸療法認定士
■心不全療養指導士
■保健師

医療・看護系学会活動・学会発表・執筆等、看護ケアの質向上に取り組んでいます。
〈執筆・共著関連書籍〉
・フットケアと足病変治療ガイドブック第3版 2017 一般社団法人日本フットケア学会
・看護が引き出す回復力 レジデンスで視点もアプローチも変わる
・看護技術 糖尿病とうつ 2020Vol.66 №7p35
・クリティカルスタディ 2018Vol.39 №10p21
・エビデンスに基づく呼吸器看護ケア関連図 改訂版 2025 中央法規出版株式会社


フロスフラワー看護ステーションでは、慢性疾患看護専門看護師・山尾美希に直接、気軽に相談できます。通院のこと、生活のこと、これからの不安——小さな悩みでも構いません。関西でも数少ない、“専門看護師に気軽に話せる場所”が河内山本にあります。まずは一度、安心してお話ししてみませんか?

慢性疾患看護専門看護師山尾のおすすめ本

エビデンスに基づく
呼吸器看護ケア

やっと出来上がりました😊
執筆のお話をいただいてから2年💦たくさんの看護師さん学生さんが手に取って読んでもらえたらそして、日々の看護に役立ててもらえたらサイコーなんだけど😁

看護が引き出す回復力

看護従事者の方にお勧めの一冊です。日々、いろんなことがありますよね。自分の、あるいは患者さんや家族の「逆境を跳ね返す力」を信じてケアしていくための参考書にしていただけると嬉しいです!

専門看護師について          

Q:専門看護師ってなあに?
A:全国に看護師は173.4万人(令和2年時)いますが、その中で専門看護師は看護系大学院で修士課程を修了した後、専門看護師の認定審査に合格し,ある特定の専門看護分野において卓越した看護実践能力を有することを認められた者をいいます。14分野で活動しています。

Q:専門看護師は何人くらいいるの?
A:全国で3,644人います(2024年12月現在)。
  慢性疾患看護専門看護師は、299人、大阪には33人います。

Q.:なぜあさかぜ診療所に慢性疾患看護専門看護師が在籍しているの?

 分野 人数 分野 人数
 がん看護 1090 急性・重症患者看護 405
 精神看護 436 感染症看護 110
 地域看護 32 家族支援 94
 老人看護 268 在宅看護 127
 小児看護 314 遺伝看護24
 母性看護 94 災害看護 40
 慢性疾患看護 276(大阪29) 放射線看護 6